こんにちは!友希(@TOMOKI_FIRE)です。
固定費の中でも一番大きな費用と言えば「住宅」にかかる費用です。
実は、手順とポイントをおさえておけば誰でも家賃値下げ交渉を進めることができます。
今回、私達は家賃減額とはなりませんでしたが、後日交渉した友人は月額1,000円の値下げが出来ました。
12,000円の年収アップと同じ価値です!
でも、交渉ってちょっと勇気がいりますよね…
そこで、今回は私たちの経験を元に、実際に家賃値下げ交渉を進めていくための具体的な手順と、重要なポイント3つについてまとめてみました。
家賃値下げ交渉のポイント
- 自分の物件周辺の相場を調べる
- 値下げ交渉はメールでやりとりする
- 強気で伝える
失敗しても家賃が値上がりするわけではないので、まずは、自宅周辺の相場を調べて検討してみることがおすすめです。
家賃交渉をしたいと考えている方、実際の手順やポイントを知りたいという方、家賃交渉の体験談・失敗談を知りたいという方にとって、今回の記事が少しでも参考になればうれしいです。
この記事を読めばわかること
- 賃貸の家賃を下げる方法
- 家賃交渉を進めていくためのポイントや手順
- 家賃交渉の体験談
- 同じ物件が、過去にいくらで賃貸に出ていたのか?
- 同じ物件内で、すでに住んでいる人がいくらで借りているのか?
を調べることで、交渉の成功確率をあげられます。
あまり知られていませんが、実は過去の募集状況はネットで簡単に調べることができます。
今回は、入居前でも入居中でもできる家賃交渉の方法について、図解を使ってご紹介します。
家賃交渉の秘訣をご紹介します。
家賃交渉のコツ!具体的な値下げ希望金額を提示しよう
家賃下げてください!1円でも安く!!
とド直球で交渉しても、
- 500円安くすればいいのか?
- 5,000円安くしなければならないのか?
大家側に要望がまったく伝わりません。
入居者さんの希望する家賃相場がわからないと、なかなか交渉はうまくいきません。
そこで「〇〇円くらい下げてほしい」という、具体的な金額を決めて交渉することが重要になります。
いくらまで下げられる?値下げ交渉の金額(目安)
家賃交渉のブログ記事を読んでいると、「家賃の〇%程度を交渉の目安にしましょう!」と書かれている記事を散見します。
しかし、物件は1つとして同じものが存在しないので、「一律に〇%」を目安にするのはかなり乱暴なイメージがあります。
大家は家賃を決めるときに、
- 周辺の家賃相場の変動
- 現在の経営状況(空室が長期化してしまっているか)
- 同じ物件内での家賃バランス(他の入居家賃とのバランス)
…などを考慮しています。
そして、イメージとしては、
- 「空室が続いてしまっているので、少し家賃を下げて募集しよう」
- 「周辺の家賃相場がかなり上がってきているから、家賃をあげて募集しよう!」
といった感じで、大家はさまざまな状況に考慮して、家賃を上げたり、下げたりしています。
そこで「過去募集されていた家賃」を調べることで、その物件の相場感をつかむことができます。
過去の家賃を聞くなんて、できないよ…
と、お思いのアナタに、登録不要で、しかもネットで簡単に過去の募集家賃を調べる方法をお教えします。
【無料】所要時間わずか1分!で過去の募集家賃を調べる方法
過去の賃貸募集家賃は、「LIFULL HOME’Sの不動産アーカイブ」で確認できます。
やり方はたったの3ステップですので、ぜひご自身の住んでいる物件や借りたい物件で試してみてくださいね。
- 不動産アーカイブにアクセスします。
- キーワード入力画面で、建物名や住所を入力します。
- お目当ての建物が見つかったら「賃貸掲載履歴」を見ればOKです。
たとえば、新宿都庁前の物件の賃貸推移をみる場合…
ここからは、具体例として新宿都庁前の過去の賃貸掲載履歴を見てみましょう。
まずは「不動産アーカイブ」にアクセスし、「キーワードで絞り込む」の欄に「新宿都庁前」と入力します。
新宿都庁前には、複数の建物がありますので、お目当ての物件を選びます。
今回は「パレステュディオ新宿都庁前」を例に説明します。
物件を選択したら、物件の詳細情報が出てきます。
「賃貸掲載履歴」が出るまで、ずっと下にスクロールしていきます。
下の方にスクロールしていくと、「賃貸掲載履歴」が出てきます。
賃貸掲載履歴には、過去に募集されていた「期間」や「家賃」の情報をみることができます。
たとえば…
10階・1K(22㎡)のお部屋の場合
8.3万円~8.6万円で募集されていたことがわかります
周辺の家賃相場にあわせて価格変更する場合が多いですが、交渉の余地はありそうですよね。
このように、過去の募集家賃を調べることで、大家の考えがわかり交渉の目安にすることが可能です。
一方、過去の募集家賃や同じ建物内の価格から逸脱した金額での交渉は、他の入居者さんとの兼ね合いからも難しくなります。
今回は「新宿都庁前」を例にしましたが、HOME’Sに掲載されたことのあるマンションやアパートであれば、同じ方法で調べることができます!
とても簡単に調べられますので、ぜひ気になる物件の家賃相場を調べてみてくださいね。
希望家賃を伝えて、実際に交渉してみよう!
入居前と入居後では、交渉の内容も少し変わります。それぞれの場合の交渉ポイントを解説します。
入居申込み前:入居の意思があることを伝えて、前向きな交渉をしましょう
入居の申込前の家賃交渉では、入居の意思があることを賃貸仲介業者に伝え、
「○○円でしたら、すぐに入居申し込みをします!」
と、断言して伝えることで、賃貸仲介業者も大家に交渉しやすくなります。
逆に、値段交渉をお願いして、せっかく家賃を下げてくれたのに「もう少し考えます」と言われてしまうと、賃貸仲介業者の立場がなくなってしまいます。
賃貸仲介業者さんに「このお客さんは値段交渉をしても、申し込みをしてくれない」と思われてしまうと、次回以降の値下げ交渉をまともにやってもらえなくなります。
家賃交渉は本当に入居したい物件だけにお願いするようにしましょう。
申込み前の家賃交渉ポイント
- 「賃貸仲介業者」から大家に交渉してもらう
- 具体的な金額を提示する
- 入居申込の意思があることを伝える
家賃交渉が上手くいかなかったら…設備について交渉をしてみるのもアリ!
家賃は他のお部屋とのバランスとの兼ね合いもあり、希望通りに交渉が成立しないことも多いです。
そんなときは、家賃以外について交渉するという方法もあります。
たとえば…
- モデルルーム用に置いてある家具をそのまま使わせてもらえないか?
- 古いエアコンを新しい物に交換してもらえないか?
- クリーニング費用を免除してもらえないか?
…など、交渉してみる価値はあります。
入居中:今後も住む予定があることを伝え、大家のメリットを提示しよう
すでに契約をしていて、入居していたとしても、家賃交渉はできます。
家賃交渉のタイミングは、更新の時期が一番ベストです。
なぜなら…
- すでに何年か住んでおり、トラブルがない実績がある
- 退去されると、部屋のクリーニング等をしなければならず、一定期間空室になるリスクがある
退去されて次の入居者が入るまで、少なくとも1ヵ月位は空室になり、その間家賃収入がゼロになります!
そのため、少し値下げをしても、そのまま入居してもらった方がよいと判断するケースが多いです。
そこで、管理会社に次のように伝えて、交渉してもらいましょう!
- 学生で、あと2年間は住む予定なので、家賃を〇〇円に下げてもらえませんか?
- 転勤のない部署なので、家賃を〇〇円にしてもらえたら、あと3年以上は住む予定です。
というように、大家側にもメリットを伝えてあげることで、
さらに2、3年も住んでもらえるなら、空室になるより少し家賃を下げてもそのまま住んでもらった方が得策だな…。
…と、大家に思わせることができます。
入居中の家賃交渉ポイント
- 大家に直接ではなく「管理会社」に相談をする
- 家賃を下げるメリットを提示する
不動産管理会社との交渉は全てメールで行うことが大切
家賃の値下げ交渉を行うとき、不動産管理会社と話をしていくことになります。
普通なら電話をかけると思いますが、実際に話し合いとなるとかなり緊張します。
「交渉」って言われるとさらに緊張しますよね…
さらに電話の場合は、自分達や不動産管理会社の話した内容を残すことができません。
「言った、言わない」の問題にもなってしまう恐れがあります。
そこでおすすめするのがメールでのやりとりです。
メールであれば全ての会話の内容を残せるだけでなく、ゆっくりと落ち着いて考えることもできます。
私達は、実際電話でやりとりしてみましたが、緊張していることもあって内容をしっかり理解するのにも苦労しました。
最初に不動産管理会社に連絡する時は電話を使いますが、「その後のやりとりはメールで」と伝えれば大丈夫です。
特に日中仕事をしていると電話をすることも大変なので、夜でも返信ができるメールの方が結果的に早く交渉が進みますよ。
こんな交渉はNG!入居前の交渉では入居を断られることも…
家賃の値下げ交渉は、あくまで「交渉」です。
交渉ごとですので、必ずしも希望が通るわけではなりません。
たとえば…
- (周辺の相場よりも)家賃が高いから値下げしてほしい!
- (他の物件と比べて)設備や立地が劣っているから値下げしてほしい!
- 現在の住居が〇月までなので、その間フリーレント(家賃無料)にしてほしい!
というように、様々なことをいう方がいらっしゃいます。
お願いするのは自由ですし、もしかすると大家の状況によっては応じることもあるでしょう。
しかし、大家が承諾しなければいくら交渉を続けても、家賃を下げてもらうことはできません。
大家から断られているにもかかわらず、あまりにも強引にしつこくムリな価格交渉を続けてしまうと…
「入居後も何かと文句をつけてきそう」=「悪質なクレーマー」
だと思われてしまい、入居を断られてしまう恐れがあります。
大家さんは、入居者さんに数年間快適な居住環境を提供したいと思っているはずです。
物件に1人でもクレーマーがいると、他の入居者さんたちの居住環境も壊しかねないため、トラブルが起きそうな人の入居は極力避けるようにしている大家さんが大半です。
相手の立場になって考えることが大切ですね!
入居者さんにとっては、「家賃が安ければ、安いほどよい!」と思われがちですが、適正な家賃をいただくことで…
- 物件のメンテナンスがしっかりできる
- 良い入居者が多く、隣人トラブルが少ない環境ができる
といったメリットがあることが多いです。
値下げ交渉に力を入れすぎて、
せっかく気に入った物件なのに、他の人に申し込みをされてしまった!
…ということがないように、交渉はほどほどにしてくださいね。
引っ越した方がトータルでは安くなる場合も…!?
過去の家賃や周辺状況によっては、引っ越しして違う家に住むという選択肢も出てきます。
でも、引っ越し費用って高いんじゃない??
と思いますよね。
しかし、引っ越し費用は時期や業者によって、数万円変わることもザラにあります。
新しい家が正式に決まっていなくても、大手引っ越し業者の「無料一括見積もり」をすれば、引っ越しの相場がわかります。
私たちが利用した時は繁忙期でしたが、お見積りをした後のしつこい営業電話もありませんでした。
引っ越しは、業者や日程によって数万円が変わるので、一括比較が便利です
引っ越し先が正式に決まっていなくても見積はできます。
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無料ですし、相場を知るには便利です♪
まとめ:過去家賃を参考に「適度に」交渉しよう!
家賃の交渉時には、「○○円くらい値下げできたらいいな!」という目標金額を決めておくと交渉を進めやすくなります。
家賃の目標金額は、同じ物件の過去に募集されていた家賃が参考になります。
過去家賃は1分程あればすぐに調べられるので、ぜひ確認してみてくださいね。
家賃交渉とあわせて、引っ越し見積もりをしておくのをお忘れなく!
最後までお読みいただきありがとうございました。
それではまた!